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変形性膝関節

ー原因・症状・医学的治療などー

1.変形性膝関節症について:はじめに

昭島市・立川市で唯一の【腰痛専門の整体室・欣令】

変形性膝関節症(へんけいせい しつかんせつしょう、へんけいせい ひざかんせつしょう)は、筋力低下、加齢、肥満などのきっかけにより膝関節の機能が低下して、膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こして、多くの場合、炎症による関節液のむくみ(過剰滞留)があり、痛みを伴う病気です

膝関節のクッションの役目を果たす膝軟骨や半月板が長期間に少しずつすり減り変形することで起こるもの(一次性)と、関節リウマチや膝のケガなどの他の原因によって引き起こされるもの(二次性)の2種類があリます

 

推定患者数

日本では、厚生省の大臣官房統計情報部が行なった国民生活基盤調査では患者数が約700万人と推定されています
また、2005年の東京大学の関節疾患総合研究講座による、約2,200人を対象に行なったX線撮影を含む調査では、50歳以上の女性で74.6%、男性で53.5%が変形性膝関節症の患者であるとされました

他の調査では、40歳以上の男女の6割が罹患しているというデータもあり、どの年代でも女性が男性に比べて1.5-2倍多く、高齢者では男性の4倍といわれています。そして、O脚の関連も指摘されています

加齢とともに発症しやすく、中高年の女性に多くみられます

2.変形性膝関節症:その症状・診断は?

症状
 

通常、膝関節の表面は軟骨で覆われており、この軟骨と膝関節間隙を囲うように存在する半月板とが外的衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにする働きをしています(上図参照)
また、ヒアルロン酸を含み関節間を満たした関節液が潤滑と栄養補給の役割を果たし、靱帯は関節の骨と骨をつないで安定化させています
初期には関節軟骨のみが障害を受ける場合が多く、やがて障害範囲が関節軟骨の磨耗、半月板の断裂、靱帯の障害などを含んだものへと進行することによって、関節炎が起こり、過剰な関節液が溜まる「膝関節水症」を引き起こします


症状は人によって差異が見られますが、膝関節の痛み、むくみ、機能障害です
一般的には初期段階で、階段の昇降時や歩き始めに痛んだり、正座やしゃがむ姿勢がつらくなります
病気の進行とともに、起床時の膝のこわばりや、関節が炎症を起こし「水がたまる」と表現される膝関節液の過剰滞留などの症状が出やすくなります。さらに進行すると、大腿骨と脛骨が直接こすれることで激しい痛みが生じ、やがて歩行困難となります

診断

問診視診触診、関節液検査、X線検査血液検査などにより診断し、MRIではさらに詳しい診断が可能です

問診、視診、触診は他の疾病での診察時と同様に重要であるが、特に関節液検査とX線検査は変形性膝関節症の診断に重要な要素となる

関節液を注射器で患部より抜き取り、正常な場合は少し黄色味を帯びたほぼ透明な色が、感染やリウマチでは濁ることがあり、変形性膝関節症ではさらに黄色味を帯びて、化膿していれば膿(うみ)のようになリます
粘りを調べる「指間検査法」では親指と人差し指の間に1滴を落としてその粘り具合を確認する。糸を引くほど粘れば変形性膝関節症の可能性が高まる。関節液を光にかざして浮遊する無数の脂肪滴があれば骨折があると診断できます

X線検査は変形性膝関節症の診断にとって欠かせず、骨の形状を細かに見ることで膝の骨の状態を確認し、直接写らないが骨に付随する軟骨組織や筋肉、腱などの状態を推測します
骨の病気が疑われる場合には
CTによって骨内部のより細かな映像を撮ることもある。X線だけでは変形性膝関節症等での含む骨以外の組織の状態を画像で見られないため、詳しい診断にはMRIが活用されることが多いです

3.変形性膝関節症:その(医学的)原因は?

一次性の原因

変形性膝関節症とは、半月板、軟骨が変性劣化しクッション機能を失った時の症状ですが、発症の原因は以下の通りです

原因1:酷使・過労、加齢・高齢化、怪我等で半月板が自動車古タイヤのようにモロモロになり、足の衝撃が直接軟骨にかかる

原因2:酷使・過労、加齢・高齢化、半月板損傷によって衝撃が直接軟骨にかかり、軟骨が変性し破片が飛び散る

原因3:2の飛び散った破片が神経細胞を刺激し痛みが発生する。

原因4:半月板、軟骨が無くなり、衝撃が骨に伝わり、骨が変形する。骨の神経を刺激し歩くと激しい痛みが発生する

この病気は、最初は痛くないのですが、それは、半月板、軟骨には神経がない為酷使し、損傷しても痛みを感じない為で、痛くなると言うことはかなり症状が進んでいると見ることができます。その実例として、MRIで見ると60歳以上の高齢者では約50%に異常が見られましたが、痛みを訴えるのはその一部の人に限られるというデータがあります

一番はっきりしていることは、加齢・老化や肥満、膝の半月板や軟骨を酷使する運動によって発症するということです。また、O脚の人は膝の内側(ないそく)に体重が集中してかかるために内側半月板、内側軟骨に負担がかかり、発症しやすいと考えられています

肥満は体重が膝への負担を増し、半月板、軟骨を痛める原因になります。体重が5キロ増加するごとに、変形性膝関節症の発症リスクが36%上昇するというデータも報告されている

中高年から急にはじめる運動も発症の原因と考えられている。これは加齢によって進む、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の筋力低下、軟骨、半月板のクッション能力低下にもかかわ らず、若者と同じような運動をすることに起因しています

二次性の発症要因

関節リウマチや膝の外傷などが原因となることがあります。中でも、前十字靭帯を断裂したことのある人はそうでない人に比べ、将来的に変形性膝関節症を発症するリスクが3.62倍になるという調査結果も示されています
これは前十字靭帯を再建する手術を受けた場合の数値であり、手術を受けず保存的に治療を行った場合、リスクは4.98倍にまで上昇します

 

「水」とは関節液のこと

よくいわれる「水が溜まる」とは関節液や滑液とも呼ばれる体液が関節内外で過剰に分泌されて溜まったもののことで、これは炎症を起こした部位を防ごうとヒトの生体が行なう防御反応の1つであり、それ自身は症状ではあっても病気ではないもともと「適正量の水」は関節包内にあって潤滑の助けとなっています

日本では「水を抜くと癖になるので良くない」と言う患者もいるが、迷信か思い込みであり、関節液の過度の滞留は患者の痛みとなっても体の自然治癒を助けることにはならず、注射前に十分に患部の殺菌処置を行なう必要があるが、注射器で何度も「水」を抜いても「癖になる」訳ではなく、抜く抜かないに関わらず炎症が続けば「水」は溜まり続けます

4.変形性膝関節症:その一般的な治療は?

治療・症状改善の流れ

どの関節疾患も同様ですが、関節は一生に一個しかありませんので、本症と診断されたらまず負担を減らして大事に使うということが大切になります

初期のうちでしたら、どのような使い方をすると痛みが強くなるか良く自分自身の関節の調子を観察していただき、“日常生活”と“痛みを悪くしない使い方”をよくマッチさせることが大切です
痛み止めの薬を使うことも選択肢に入りますが、できれば調子の悪い時やどうしても負担をかけなければならない時に限定して使うほうが良いと思います
またもし過体重があるようでしたらダイエットも考えてください。心理的抵抗がなければ、膝の装具や杖の使用もお薦めします

一方、痛みがあるとどうしても歩かなくなり筋肉が衰えてしまいますので、できれば、痛みを増さない範囲での下肢筋力強化やスクワット、歩行訓練を行っていただくのが理想的です
運動療法はその他の方法もありますが、運動療法はどうしても疼痛を誘発してしまう可能性がありますので、慎重に始めて徐々に強度を高めていくことがポイントです

これらの保存療法でも症状が取れない場合は手術療法を考えます。初期のうちでしたら自分の骨を生かして行う骨切り術の適応ですし、関節の変形がすすんでいる場合は人工股関節手術の適応となります

1.生活改善が大切

生活習慣のなかで膝関節への負担を減らす工夫・生活改善が大切です
日常生活で膝関節にかかる負担を軽くするには、洋式の生活を心がけるようにします。靴はかかとに弾力性のあるものを選ぶことも効果的です
肥満(体重の増加)は膝関節に大きな負担をかけるので、適正な体重を保つことも大切です
 また、15分以上の連続して歩いたり、運動をしたりするのは筋肉の疲労が出てきて、膝関節に直接負担がかかってきますので、できるだけ避けるようにします
歩くと痛みがある場合などは、杖やカート、膝装具を使うことが膝関節症を進行させないためにはとても大切で、見た目を気にせずに積極的に使いましょう

2.温熱療法

温熱療法とは、体を温めることで膝関節の周囲の血行を改善し、筋肉をほぐして痛みを和らげる治療です。家庭では、39~40℃程度のぬるめのお風呂にゆっくり入ることで、効果を得ることができます
温熱療法のあとに運動療法を行なうと、関節可動域の維持につながり、より効果的でが、膝のむくみが増してしまう場合は体を温める時間を加減して下さい

3.運動療法

運動療法では、「ストレッチ」と「筋力トレーニング」を行ないます。ストレッチと筋力トレーニングを組み合わせた運動には、変形性膝関節症の進行を遅らせる効果があります

(1)ストレッチ 
まずはストレッチで膝関節の周囲の筋肉を緩め、リラックスさせますと、膝関節の位置が矯正されて、膝関節が動きやすくなり、可動域が広がります。
(2)筋力トレーニング 
十分にストレッチを行なって膝関節の位置が矯正され、楽に動かせるようになったら、筋力トレーニングを行います
膝関節の周囲や太もも、お尻の筋肉を動かすことで、膝関節を支えるための筋力をつけていきます
この時、注意することは、運動療法が効果的であるといっても、やりすぎは禁物です。膝
関節の中の炎症が強くなり、結果的に進行を早める結果にもなります。翌日に疲労を残さない程度の運動量を目安にして、毎日続けることが重要です

4.薬物療法

急に生じた強い痛みや、進行期や末期の強い痛みに対しては、薬物療法で対処します。消炎鎮痛剤(抗炎症薬)を用いて、炎症を抑え、痛みを和らげますが、外用薬、内服薬、注射の3種類があります
これらの薬は、皆さんが一般的に「痛み止め」と呼ばれている薬ですが、その意味は、炎症を抑える薬で炎症が抑えられた結果、痛みも減少すると考えてください。また、ヒアルロン酸の注入が行われる場合もあります

そのため、医師から薬を出されても飲まないで我慢するのは、間違っていることがあります。また逆に、薬で痛みが抑えられているかといって、無理して激しく動く(トレーニングする)というのも、かえって病状を悪化させてしまうこともありますので注意してください。薬物療法では薬を適切に使用することがとても重要です

 

5.手術療法

変形性膝関節症の手術方法には、大きく分けて自分の関節を温存する「関節温存手術」と関節を人工のものに変える「人工関節置換術」があります


関節温存手術には、関節鏡と呼ばれる太さ4mmほどの棒状器具等を6mm程度切開した2-3箇所の穴から膝内部に入れて行う「関節鏡手術」、脛骨をくさび形に切り、人工骨を埋め込んでプレートで固定する「骨切り術」や筋肉の一部を切り離して股関節にかかる荷重方向を変える「筋解離術」の3つがあります
「人工関節置換術」は膝関節の骨そのものを人工関節に置き換える手術で、3週間から1ヶ月ほどの入院が必要となります

地 図

重症の腰痛専門整体室
・欣令-Kinrei-

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東京都昭島市武蔵野 2-22-6

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